大腸がんとは
大腸がんとは、結腸、盲腸、直腸に出来るがんのことです。
各部位別にそれぞれ結腸がん、盲腸がん、直腸がんと呼ぶこともあります。
また、肛門管に出来るがんも大腸がんに含めて考えることもあります。
大腸がんは、女性におけるがんの死亡率No,1です。
女性は便秘がちなことがその原因の一つとも言われ、たかが便秘、便秘は人並み(病気ではない)などと考えていては、大変なことになりかねません。
ただし、男性のがん死亡率でも、2020年には大腸がんは2位に浮上すると予測されており、便秘だけが大腸がんの原因でないことも明らかです。
ところが、無料で自治体が毎年行なう「大腸がん検診」を受ける人は、有資格者のわずかに30%と言うのですから、これもまた由々しいことです。
嫌だ、恐い、痛そう・・・。
中には、「大腸がんの検査なんかやって大腸がんが見つかったら死にたくなるから」など、オカシナ理由で大腸がん検診を拒否する人もいますからね。
大腸がん検診は、痛くもありませんし時間もかかりません。 大腸がんは、早期に発見すれば、お腹を切ったりせず、内視鏡で見ながら切除できるのです。
大腸がんにかかる年齢としては、60~70代が最も多いのですが、この年齢で大腸がんが発見されると手遅れのケースも少なくないのです。
大腸がんは早期に発見すれば、お腹を切らずに治療でき、再発の確率も少ないがんです。
35歳、遅くとも40歳以降は、定期的に「大腸がん検診」を受けるべきと言えるでしょう。
大腸がんの原因としては、第一に遺伝的なものがあります。
家族に大腸がんを患った経験がある人がいる場合、その人の子供は大丈夫でも、その子すなわち孫に遺伝することが多いことに注意する必要があります。
このようないわゆるがん家系の人は、極力35歳からの大腸がん検診を毎年受けるべきです。
また、既往症として別の部位にがんを患ったことのある人は、大腸がんにかかるリスクが高まるとも言われます。
遺伝や既往がんによる因子を除けば、大腸がんにかかる原因はほとんどが生活習慣です。
● 肉中心、脂っこいものが大好き。
● タバコ、お酒をよく飲む。
● 肥満。
● 便秘がち。
● ストレスが多い。
など、つまりはほとんどが食生活が大腸がんの原因になっていると言われています。